IPO(Initial Public Offering)とは、新規株式公開のことです。
未上場会社の株は通常、社長や役員など一部の人しか持っていないため、自由には買えません。IPOを行って上場すると、株式市場を通して、広く一般の人が会社の株を売買できるようになります。
会社が上場するには、証券会社による事前審査を経て証券取引所に上場申請をし、次に証券取引所が審査を行います。ここでも問題がなければ、上場承認されます。上場日は、上場が承認されてから約1ヵ月後となります。
上場承認 | 証券取引所が上場を認め、上場することを公表します。 |
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▼約2週間 | |
仮条件決定 | ブックビルディングを行うための株の売り出し価格が決まります。(例:1,000円~1,200円) |
ブックビルディング | 投資家に仮条件を提示し、投資家が「いくらでどれくらい買いたいのか」を調査します。 |
▼約1週間 | |
公開価格の決定 | ブックビルディングへの申し込みを集計し、実際に株を売り出す際の公開価格を決定します。 |
購入申し込み受付 | 申し込み多数の場合は抽選が行われます。これに当選すれば、IPO株が購入できます。 |
▼3日程度 | |
抽選 | 抽選方法は証券会社によって多少異なります。 |
▼5日程度 | |
上場 | 当選した投資家に株が配られ上場となります。 |
IPO Japan のトップページ「IPO予定企業」をご覧ください。
新規上場承認の発表後、その事業会社の詳細情報を掲載しています。
よし、IPO株に挑戦するぞ!と思っても証券会社に口座を持っていなければ、購入することはできません。まずは買いたいIPO株を取り扱っている証券会社を確認しましょう。取扱い証券会社はIPO会社ごとに異なりますので、IPO Japanの各企業詳細の引受証券会社名や既に取引のある証券会社のホームページで確認してください。証券口座開設までには時間を要しますのでご注意ください。
IPO投資をする上でもっとも注目すべきは、株式売出届出目論見書です。
新株の発行も同時に行う場合には、新株式発行並びに株式売出届出目論見書という名称になっています。
IPO株の初値は必ず上がるということはありません。目論見書には事業内容や財務諸表、リスク情報も記載されていますので、しっかりチェックしましょう。
IPO株の公開価格を決めるため、ほぼすべての場合にブックビルディングが用いられています。上場承認後、まずは仮条件の決定が行われます。
仮条件とは、主幹事会社がその会社の財務内容や業績などをもとにして決める、株価の参考価格です。次にこの仮条件をもとにブックビルディングが行われます。
ブックビルディングとは「私は〇〇円でこの株を△△株買います」と申告することです。この申告の一番多かった株価が公開価格となります。
IPO株は総じて抽選が行われるほど人気です。抽選の結果、当選すればそのIPO株を公開価格で購入できます。手続きを行い、その代金を入金しておけば受渡日にIPO株が割り当てられます。なお、抽選を辞退することもできます。抽選のしくみや手続き方法は証券会社によって異なりますので事前に確認してください。
出典:「IPO投資の基本と儲け方ズバリ」
著者:西堀敬 出版:すばる舎
http://www.subarusya.jp/book/b209018.html
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