川柳で一句
2025年08月13日(水)
日経平均株価は市場最高値を更新しました。
この株高、違和感ありますが、きっと、投資家は含み益が毎日増えていくのを見ていて、売るに売れない状態ではないかと思います。
買い手が売り手を上回っているから株価は上がるわけで、目標株価があって、そこに向けて株を買っているような感じではなさそうです。
まったくの、需給相場です。
今朝のテレビで、某大手証券の社長が、年末の日経平均株価目標を4万4000円と言ってましたが、今週、ひょっとしたら本日にも達成しそうです。
そうなると、次は4万5000円というのでしょうね。
根拠なく、相場に乗るのが、証券会社ですから、株価が上がれば、どんどん目標値を上げて行くものです。
さて、短期は別として、長期的な物事の見方です。
米国のベッセント財務長官は、関税政策の目的は「国際収支のバランスを取り戻すことにある」とした。米国の貿易赤字が解消に向かうなど国際収支のバランスが改善することが確認されれば、将来的に相互関税率を引き下げる、あるいは撤廃する可能性もあることを示唆している。
為替に関しては、「日本銀行が物価上昇に対処して利上げを進めれば円安相場は反転する」との見方を示した。
米国は関税で財政が潤い、減税などを実施する一方で、利下げで景気の下支えをすることで、米株が買われるのには一定の理屈がある。
だが、日本はと言えば、為替がもし利上げで円高となれば、輸出企業は数量が伸びないので、ただでさえ関税で減益なのに、輪をかけて厳しくなる。
物価、インフレは人手不足で収まることはなく、来春の賃上げが厳しくなってくることも考えると、スタグフレーションが現実味を増してくるのではないか。
米株高=日本株高の相関が続くと見るのはちょっと難しいのではないか。
まあ、ここはいったん利食いすることが肝要といえそうだ。
最後に、川柳ですが、一句。
天井は、雲で見えねど、すぐそこに
お粗末様です。