Market Eye

最新記事
記事一覧
次の記事
前の記事

選挙のあとは夏休み

2025年07月22日(火)

参議院選挙、結果は、自公大敗、と言うよりも、旧体制の大敗、ということだろう。

だからと言って、新しい政党が体制を変革するほどの議席も取ってない。
むしろ、彼らは与党になるほど議席を取りたくないと思っているのではないか。
政権運営はしたくない、何もできないということを知った上で、耳に聞こえの良いことを言って、適度に発言力を増す、それが狙いのように思う。

何も決まらない、決められない政治になってしまったことが最悪の結果ではないだろうか。
政権与党が、少数の党の政策に迎合するような動きになることが何よりも怖い気がする。

この先のシナリオを考える。

日米関税交渉は不調に終わり、企業の四半期決算も不調、だが、株価は強い、と言うこともあり得る。

だが、株価は需給、なので、買い手がいなくなれば、当然のことながら、売り手優位となる。

外国人投資家は、15週連続で日本株を買い越してきている、夏休みに入っても買い続けるのか?

そろそろ、子供だけではなく、大人も夏休み、外国人も長期の休暇を取るシーズンに入っている。

市場参加者が少なくなって、売買代金が細くなってくる夏枯れこそが注意すべきことかもしれない。


最新記事
記事一覧
次の記事
前の記事

プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


最新の記事一覧