英国との合意
2025年05月09日(金)
米国と英国が関税で合意したとの報道があります。
やはり、米国にとっても英国は特別な存在なのでしょうね。
でも、よくよく考えると、英国にはさしたる産業があるとは思えず、米国の貿易赤字の額は上位10国にも入っていませんから、合意の象徴として英国を選んだのは間違いないはずです。
それと、トランプ大統領の好き嫌いもあるんでしょうね。
英国に関しては、好きと言うより、唯一、トランプ氏がリスペクトしないといけない国かもしれません。
これで、やろうと思えば合意はできるとのメッセージが市場に流れて、昨晩の米国株式市場が全面高となってみたいです。
ただ、好き嫌い、ですから、合意しない国もあるだろうし、合意したとしても、英国のような肝要な合意ではなく、影響が大きい国もあるはずなので、前の時代に戻ることはないといえそうです。
多かれ少なかれ、企業業績にはネガティブインパクトはあって、グローバルに企業の利益は減りそうです。
この楽観的な市場の動きがいつまで続くか、少し現実を見るべきタイミングに差し掛かっているように思います。
今日はミニSQの日です。
SQは相場の転換点になりやすいと言われています。
日経平均株価が4月7日に安値を付けてからの日柄、そして値幅、昨年8月の急落を参考にしてみると、そろそろ感が出ています。
もうはまだなり、まだはもうなり、なんとなく後者の予感がしますが、相場はミズモノ、想定外の水準まで買われる可能性もあります。
ここは出動せずに、wait & see が良いかもしれません。