Market Eye

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雑感

2022年09月27日(火)

世の中、いろんなことが起こりますね。

先週の木曜日は、ドル円で円安が進みすぎるのを止めるための為替介入が実施されました。 

今日のドル円の為替レートを見ていると、元の木阿弥のようにも思えますが、政府はドル円の145円水準は危機ラインと考えていることがわかっただけでも良かったと言えます。

一方で、米国の利上げで株式市場は大荒れとなっています。もちろん日本株も連れ安となっています。 

ここまで株価が下がると、日本株は割安だとか言う市場関係者もいますが、市場の動きは、理路整然とした理屈などないので、時の流れに身を任せ、です。

上がったもの下がり、下がったら、再び上がる。そういうものだと考えておけば、良いと思いますね。

その意味では、今この瞬間は安いのかもしれませんが、目先の株価の底値はまだまだ下かもしれません。 

Nobody knows だと思います。

そして、今日は安倍元総理の国葬です。

世論は二分されて、国葬に反対する日本国民は相当いるようです。

単に国を挙げて葬儀を行うという1点だけが非難の的だと思います。

16億円もの国のお金を使うことに批判もあり、国民全員に哀悼を求めることも批判されています。

安倍元総理の功罪、なんていう本も出ているようですが、まあ、ここまで長期政権を作り、国内外で記憶に残る日本の首相だったのだから、批判は別として、このような場があっても良いのではないかな、というのが私の考えです。

特に、投資家目線で言えば、安倍元総理がいなかったら、アベノミクスもなく、日本株の低迷は続いていたかもしれません。

功はあって罪はない、というのが市場関係者ではないでしょうか。

ですが、安倍=黒田コンビで進めたアベノミクスでしたが、安倍さん亡きアベノミクスは存在せず、黒田さんの金融緩和だけでは、片肺飛行になってしまった感はありますね。

来年春には黒田さんも居なくなり、いったいどうなるのか? ちょっと不気味な感じがします。

そういうふうに考えると、日本の株式市場の大きな調整は、来年の春先以降に起こる可能性も十分あるといえます。

年末に向けて、米国の利上げ路線は変わらず、ドル円も安値更新も有り得る状況が続くことが、逆説ではありますが、日本株をマクロ的には支援することなりそうです。

安倍元総理の国葬、そして、明日は第二四半期の権利付き最終売買日、なんとなく、底入れの転機となれば良いと思います。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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