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調整の理由探し

2020年01月27日(月)

中国で新型肺炎が拡散している。

先週半ばまでは、中国のことだと決めつけていたが、中国が国家として非常事態宣言を行ってから景色が変わってきた。

米国株式市場にあっても、やっと金曜日に新型肺炎を意識した動きとなったが、NYダウは各種指標が買われすぎのシグナルを出していた。

そろそろ調整があってもおかしくない水準であり、日柄的にも、もうそろそろという時間軸であった。

おそらく背景や理由はなんでもよくて、調整のタイミングを待っていたともいえる。

日経平均株価も昨年の8月を底に4カ月以上の上昇相場を演じた。 

そして、12月中旬、1月中旬とダブルトップをつけて今日に至っている。

今週から決算発表が本格的に始まるが、たとえ「底打ち」という言葉が使われても、それは昨年秋の上昇に織り込まれており、ここから「底打ち」を織り込む動きにはなるまい。

いったんは調整局面(と言っても踊り場で大幅下落とはならないかもしれない)で本格的な戻り歩調となるのは、3月決算発表の直前になるのではないだろうか。

今回の決算発表はいったんスルーしておいて、新型肺炎が収まり、2021年3月期の業績に市場が注目し始めるタイミングに出動したいものである。 

梅が終わり、桜の便りが西から聞こえてくるころまでは冬眠でもよいかもしれない。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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