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TOPIX改革が足を引っ張る

2026年10月08日(木)

東証のTOPIXの新しい組入れ対象銘柄が開示された。



現在のTOPIX組入れ銘柄数は1,636銘柄、それが2028年7月末には約1,000社となる。



組入れのポイントは流動性(売買代金)ということになる。



一日の売買代金の現在の平均値4.8億円が、2年後には15.4億円になるという。



東証らしい発想だと思う。



売買代金が増えれば、東証の収入が増える。



東証も上場会社だけに、収益を上げたほうが良いに決まっている。



日本の企業を上場を通じて資金提供し育てるという理念はどこかに行ってしまったようだ。



時価総額が小さくて、売買代金が小さな企業は要らない、という本音が見えてくる。



小さく生んで大きく育てる、から、大きく生んで、更に大きくなる企業だけに上場の門戸を開く、これで本当にいいのだろうか。



証券取引所が、公器、から、単なる収益追求型の証券会社に似た存在になってしまったようだ。



米国では、GAFAM(Google・Apple・Facebook(現Meta)・Amazon・Microsoftの5社からなる巨大IT企業)が、すべてのITベンチャー企業を飲み込む動きがある。



一人の若者が起業し、チームを作って、組織を作り、上場を通じて資金調達し、企業規模を拡大していく、それこそが、起業のダイナミズムなのだが、そこを応援するのではなく、それを阻害する思考が日本に芽生え始めるようなことにはならないで欲しいものだ。





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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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