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新紙幣登場でどうなる

2019年04月10日(水)

新元号の次は新紙幣の登場ですね。

2024年に新紙幣が流通開始なのでまだまだ先のことです。

新元号と新紙幣で景気浮揚を狙っているというより、タンス預金をあぶりだす効果を狙っているんでしょうか? 

2024年と言えば、ちょうど、団塊の世代が80歳台に入ってきて相続が増える時期に入ります。

メディアはキャッシュレス時代との対比で書いてますが、私は、相続税をばっちり課税するために現金を預金に振り替えようとの狙いがあるようにも思えます。

現金があぶりだされるとなると、富裕層のタンス預金は金などの現物資産へ流れ込むかもしれませんね。

団塊の世代の相続という意味では、株式にも同様のことが言えます。

自らが貯めこんだ資産はそうそう簡単に使わないのですが、親からもらった資産となると、使いやすいのではないでしょうか。

株が現金化される時代があと5年もすればやってくるかもしれません。

日本の金融資産の7割以上は60歳以上の方が保有されています。 

それが動き出すのがこの先5-10年ではないでしょうか。

今すぐではありませんが、先々に備えた動きが必要となりそうです。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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