リスクオンの後には
2019年04月08日(月)
昨年末に日経平均株価は1万9000円割れとなりましたが、その後、ジワジワと値を戻し、2万2000円を目指す展開となってきました。
戻り相場は約3カ月半になってきましたが、ここから一段おリスクオンを期待して良いのでしょうか。
時間軸から言えば、半年も上昇し続ける相場はありません。
ましてや、3月決算企業の来期の業績は良くて横ばい、保守的に見れば、間違いなく減益予想に違いありません。
その現実が1カ月後にはやってきました。
また、GW10連休というシステミックリスクも控えています。
元号が変わり、新しい時代を求める気持ちは理解できますが、元号が変わっても経済活動はなにも変わらないはずです。
多少の恩恵はあるかもしれませんが、景気は気だというのは早計というものです。
ブラックスワンはどこかに潜んでいるいることを忘れないようにしたいところです。
今年の桜はちょっと季節外れの寒さで見ごろが長引きましたが、今日の雨で満開の桜も散ることでしょう。
そろそろ花見気分から醒めて現実を見るタイミングではないでしょうか。
リスクオンの後には必ずリスクオフがあることを忘れてはいけません。