M&A総合研究所
2022年06月28日(火)
M&A総合研究所(東証グロース9552)が本日上場する。
社長がM&A業界では珍しくIT業界の出身であり、業務にDX(デジタルトランスフォーメーション)・AI(人工知能)技術を活用していることが成約件数の多さに繋がっているとの評価を持つ人が多い。
私の見方はまったく違って、特徴は、社員の中核メンバーにキーエンス出身者が多いことだと考える。
一昔前は、猛烈営業と言えば、証券マンだったかもしれないが、この時代、日本一の営業マン集団はキーエンスと言っても過言ではない。
投資銀行業界でもないのに一人当たりの年俸が2,000万円を超すなんてありえないのがキーエンスだ。
もちろん、扱っている商材が商材だけに、営業しやすいということもあるが、優勝劣敗がはっきりする企業体質である。
その中で育ったメンバーが中核になっているのがM&A総合研究所だ。
日本最大手の日本M&Aセンターの社長が脅威に感じるのは、この会社ではないだろうか。
公開価格:1,330円(目論見書発行想定価格:1,210円)
同上時価総額:24,645百万円
予想PER: 27.88倍
PBR前期ベース:67.04倍
資金吸収額:6,362百万円
配当利回り:なし
資金吸収額が大きいので、前場の中ほどの時間帯で初値は付くと推測するが、公開価格+α(10-20%UP)程度で仕込みができれば中長期保有したい銘柄である。