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ROEが上がらないのは

2023年05月26日(金)

今朝、新聞を読みながら、ふと思った。

日本は低金利が続いている。

植田日銀総裁は、金融緩和を持続すると言ってる。

つまり、日本企業は、エクイティで資金調達なんかせずに、銀行借入で資金調達したほうがレバが効くということを熟知しているはずだ。

株だとROEが二桁求められる。

銀行借入だとたかだか1%程度で十分。

この環境の中にずっといる日本企業のROEが二桁になるほうがおかしいのであって、外国人投資家につべこべ言われたくない、というのが本音だし、嫌なら日本企業の株なんか買わなきゃいいんだ、ということになる。

海外で儲ける日本企業は、資金調達においても、海外金利に敏感ゆえに、ROEも二桁ないといけないなあ・・・と考えるはずだ。

企業の儲けがグローバルなのか、国内だけなのか、によって企業のスタンスが異なるように思う。

いま、元がドルの外人投資家が、日本円に投資しているわけだが、どうのようにリターンを稼ぐのか、企業の儲けが増えるから株価が上がると見ているだけではないのではないか。

この先、ドル金利は低下、日本の金利は上昇もしくは横ばい、そうなれば、円高となる。

バブルへゴーの80年代台、日本株上昇のきっかけは85年のプラザ合意の円高スタートだった。

6月のFOMC、もし、米利上げとならなければ、どうなるか。

ちょっとナーバスな時間軸が来週から始まるかもしれない。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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