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株式投資の王道

2025年04月15日(火)

本日の日経新聞1面ですが、トランプ関税はさておき、日本固有の課題が大きくなってきました。

日本の人口が1年で89万人減っているとのこと、生産年齢人口もどんどん減ってきています。

コメ価格だけでなく、人件費の上昇は止まりそうにないですね。これじゃあ物価は上がって当然で、政府が物価対策のバラマキをやっても意味ないということになりそうです。

種々の事情から物価は上がる、との前提に立った企業経営、人生設計を組み立てないといけない時代です。

1990年のバブル崩壊から始まったデフレの時代は30年を経て完全に終わったと思わないといけないです。

ただ、米国からの圧力で円高もあり得るでしょうから、多少は輸入物価には歯止めがかかるかもしれません。

そんな中で、株式投資どうする?

トランプ関税で景気悪くなり、企業業績が低迷し、株価は上がらない、というのがまともな考え方だと思います。

ですが、株式投資の基本は、安い時に買って、高くなったら売る、もしくは、安くて買った株は景気が良くなると配当も増えて、配当利回りが上がる、と考えるのが王道です。

特にNISAを昨年の1月から始めた方は、含み損になっていて、もう株式投資は止めよう、NISAなんてお金が減るだけだ、と思うかもしれませんが、いまこそ成長株投資でより多くNISA口座にお金をつぎ込むべき時です。

林先生の合言葉、まさに、いまでしょ!と考えたいものです。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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