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31年ぶりの金利1%

2026年06月17日(水)

昨日、日銀が政策金利を0.25%上げることを決定し、政策金利は1%となった。



わずか1%の金利だが、なんと31年ぶりの高い水準だ。



31年前といえば、1995年、バブルが崩壊して株価が奈落の底に落ちていたころである。



そこから株価は約10倍弱まで上昇したが、金利は同じ水準だ。



為替を見ると、利上げの効果はゼロ、日銀副総裁が、今後も利上げの方向だと記者会見で語ったが、市場はまったく反応すらしなかった。



利上げしたことで、金利は上がり、住宅ローンを変動金利で借りている人にはちょっと厳しい環境となる。



都心のマンションの上場には一定の歯止めが効きそうだが、もうここまで価格が上がると、横ばいになったところで、手が出なくなるばかりである。 



だが、借金返済で投げ売りも出てくれば、買い手にとっては好都合となるかもしれない。



さて、株価であるが、昨日、日経平均株価が7万円に乗せてきた。



テクニカル的には、25日移動平均線との乖離などを見ると、そろそろ曲がり角感が出てくるところだが、一部の銘柄に強烈に買いが入り、その銘柄が日経平均株価を押し上げることになるので、上値は重くても下げ渋ると思われる。



一般論だが、利上げは、株にはマイナスでしかない。



日本国債10年物の利回りは2.6%、日経平均株価構成銘柄の配当利回りは2%程度、国債のほうに分がある。



そして、国債の利回りは、この先も上昇を続け、3%の乗せるのも時間の問題ではないか。



株価は上がれば上がるほど、利回りは落ちる。



俗にいう、イールドスプレッドでみると、株価は割高となってくるが、米国を見ると、ダウ採用銘柄の配当利回りは1.64%、米国債10年物の利回りは4.43%、株式の利回りよりも国債の利回りが勝っているが、株価はどんどん上がっている。



このことは、企業の利益成長期待値が高くて、インカムゲインよりもキャピタルゲインを得る可能性に市場は傾いているということのようだ。



米国を見ると、たとえ日本の国債の利回りが3%になったところで、企業の利益成長に陰りが見受けられなければ、株価はまだまだ買われる可能性があることを意味している。



世間では株価はバブルではないかという人もいるが、バブルには程通り理屈があることを忘れてはいけないのではないか。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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