配当
2026年06月10日(水)
今週に入って持ち株企業の定時株主総会の招集通知が続々と届いている。
ほとんど企業の議案にあるのは、剰余金処分の件、え、なんのこと?と思う人がいるかもしれないが、株主にとってとっても大切な「配当」のことである。
会社の儲けたお金を「配当」として支払うことを株主総会に提案しているわけだ。
配当を欲しくない株主はいないので通常はみんな賛成することになる。
だが、そこに文句を言う株主もいる。
儲けたお金の何割を配当に回すのかが「配当性向」だが、儲けたお金の10%しか配当に回さないと、株主は配当が少ない、というわけだ。
配当性向の妥当な水準などないのだが、平均をとると、20~25%程度になるのではないだろうか。
じゃあ、いま飛ぶ鳥を落とす勢いのソフトバンクグループはどうだろうか。
一株当たりの利益は872.47円、一株当たりの配当額は27.5円、なんと配当性向は3%となっている。
ソフトバンクグループの利益は株式の評価益が入っているので、現預金があるわけではない。
ちなみに四季報では、来期の一株当たりの利益を298.3円と予想している。
おそらく大きな評価益が出ないと見ているのだろうが、オープンAIのIPOで一変してくるかもしれない。
だが、評価益が増えたところで、株を売らなければ、配当に回す現預金はないはずだ。
でも、株価は棒上げとなっている(先週から調整しているが)。
配当性向は配当原資がある場合のみ有効だが、原資がなければ絵に描いた餅となる。
元に戻って、株主総会の招集通知を見て、配当額を見て、我を取り戻す人もいるのではないだろうか。
個人投資家にとっては、キャッシュを払ってくれる企業を見直す機会になるのではないか。
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