海外勢買越9.7兆円
2026年07月03日(金)
本日の日経新聞3面で、海外勢、買い越し9.7兆円の見出し。
2026年上半期で外国人投資家が9.7兆円も日本株を買い越したそうだ。
半期ベースで2000年以降、最高額となり、アベノミクス時代を大幅に超過している。
正直なところ、過去と比べるのは何の意味もない。
アベノミクスの始まりは日経平均株価が1万円を下回っていたわけで、水準が違いすぎて買い越し額が持つ意味合いが異なる。
おそらく下半期も流入が続くと考えるが、年間ベースで上期の2倍になるとは考えにくい。
というのも、本日の日経新聞の株式欄を見ると、東証の発表では、先週が1.8兆円、先々週が1.7兆円の売り越しとなっている。
外国人投資家が日本を評価して長期マネーが入ってきているという報道がる。
まあ、それはそれで正しいのだが、すべてが長期マネーではないことも認識しておかねばならない。
短期マネーが買い越し額の半分以上あると見ておくべきだろう。
ここ2週間で3.5公兆円売り越した外国人投資家、おそらく今週も売り越しとなり、上期投資額の半分以上を売却して利確しているのではないか。
年初の日経平均株価は約5万円、先月のザラ場高値が7万2831円、約1.5倍近くまで上昇したわけだ。
半導体関連銘柄の増益率が半端ないとしてバリュエーションではまだ割高でないとしても、これは利確すべき水準だろう。
どんと株価を買い上げて、個人投資家が調子に乗って追随買いしてきたタイミングで売り浴びせる、業績堅調だからと言って、個人投資家は下がれば買う、この流れで株価は右肩上がりが続いているわけだ。
利確した短期マネーの運用者は、少し早いが、ゆっくりと夏休みに入るかもしれない。
昨年は違ったが、例年、株主総会後から調整が始まり、夏枯れとなり、多かれ少なかれ調整に入るのが常だ。
高値から1割程度の調整は見ておくべきだろう。
何かショックが起これば、2年前の夏のように、瞬間に大幅下落となるかもしれない。
個人的には、第1四半期の数字が出てくるまでは様子見が正しいように思う。
日経新聞の記事に踊らされてはいけない。
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