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値幅と日柄

2026年07月08日(水)

株式市場が調整色を強めている。



特に日経平均株価は、歪な指数計算で成り立っているので、半導体関連+ソフトバンクグループが調整すると大きく下落する。



半導体関連は6月に天井を打って、調整しているわけだが、どこまで下げ続けるのか?と気を揉んでいる投資家が多いだろう。



調整期間を見るとき、チャートで値幅で見る人が多いよいうだが、日柄もとても重要なファクターとなる。



皆さんが、興味を持っているソフトバンクグループのチャートを見るとよくわかる。



昨年の10月末に6923円の高値をつけて調整に入った。



完全に底を打ったのは、3月下旬の3365円だった。



値幅で約5割強、日柄で約5カ月を要した。



高値のあと2カ月程度で底打ったかのように見えたが、ダラダラと底値模索が続いたことになる。



さて、半導体関連だが、一昨日、サムスン電子が四半期決算を発表した。



なんと、前年同期比の19倍の営業利益となったが、株価は下落となっている。



投資家の期待値に届かなかったとTV報道があった。



それにつられて日本の半導体関連も昨日は沈んでしまった。



米市場もつれ安。 日本もこの流れを引き継ぎそうだ。



こうなってくると、上値は重たく、個人投資家だけのことだが、信用取引の評価損も大きくなっているいるだけに、下がれば買うスタンスでもないと思われる。



投資家としてみれば、反転のきっかけ模索となるにちがいない。



調整が始まると、底値はある程度見えても、完全底打ちには日柄を要することを念頭に置いておくべきだろう。



私見だが、第1Qの決算発表までくらいは値幅調整がありそうだ。



業績の底堅さが確認されると、底打ちする可能性あるが、上値ではしこり玉があるので、買い上がろうとしても、売り優勢となり、なかなか高値をうかがうような強さが見えてこない時期が続くだろう。



とは言え、半年近く経てば相場つきも変わってくる。



相場に力強さが出てくるのは、やはり第2Qの決算発表くらいからではないか。



ある程度の値幅調整があって、ダラダラと大きく下げないが、底値をはっている状況の時が仕込み時となるのではないか。



時間軸でいえば、8月下旬から9月中旬くらい。



その時期が底だとしても、しばらくは大きく浮揚しないだろう。



日本企業は業績が良くても第1Qでは業績予想の上方修正は行わない。



確信をもって上方修正するのは、第2Qである。



待てば海路の日和あり、と言えるのは11月にはいってからかもしれない。



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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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