外貨預金
2026年08月21日(金)
本日の日経新聞1面で「外貨預金の伸び最大」の見出しがある。
国内の銀行になんと26兆円もの外貨預金があるそうだ。
株式においては、三菱UFJアセットマネジメントが運用するファンド(通称オルカン)の純資産が13兆円、もちろん類似のファンドにも多額の資金が入っている。
これだけ個人の資金が外貨に変わっている中にあって、円安を食い止めるのは難しいのではないか。
外貨ならなんでも良いというわけではなく、やはり基軸通貨のドルを保有する人が多いのは間違いない。
この現象、よく考えると、日本人は日本円は信用に足りないと考えているように見える。
政府は強い日本を作るために財政出動して特定の分野(事業)に投資をしようとしているが、事業をやるのは事業会社であって、国ではない。
事業会社が強くなっても、それがイコール強い通貨円になるのかどうかは定かではない。
日本と言う国には、人口が減る国、消費がどんどんと増えていく国ではない。
と言うことは、大消費国とは外国であり、日本でモノを作って輸出していくか、もしくは、現地でモノを作って販売するかのどちらかだ。
海外で販売したものの対価を日本に持ち帰れば、外貨売り円買い、の為替取引を通して円高になる可能性もあるが、海外で稼いだ外貨を企業がそのまま外貨で保有した場合、円買い為替は発生しないことになる。
企業に、儲けた外貨はすべからく円に変えろと強制するわけにもいかず、どうしても円買い需要は弱くなるのではないだろうか。
私が思うに、日本人の多くは、私が書いたことを念頭において、外貨保有を進めているのではないだろうか。
この現象に対して、政府と通貨当局は円の防衛のための介入を行っているわけだが、砂漠に水を撒くように、ドル売り円買い介入は、その逆を待っている個人や事業会社に吸収されてしまうということだろう。
お金の流れを変えるのは相当難しいと思うが、せめて内外金利差の解消くらいはやっていただかないと、止まらないだろう。
だが、日本国の借金は膨大で、利払いを考えると、そうそう利上げにも動けない日銀がいる。
また、利上げは経済を冷やすことにもなり、為替の水準だけを考えて実施することも難しいと思われる。
なかなか金融政策のかじ取りは難しい局面にあるといえそうだが、個人としては、国が滅んでも、個人資産は守りたい一心なので、この流れは止まりそうにない。
いまは、トレンドフォローに身を任せるのが良いかもしれない。
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