年初の株高
2018年01月05日(金)
皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
2018年の大発会は爆騰で始まりました。
年初から縁起が良いことには違いはないのですが、ここまで浮かれてくると心配になってきます。
死角はないのか?きっと絶好調のときは、死角など見えないものです。そしてそれがバブルへとつながるのだということは、市場参加者の誰もが頭ではわかっていることなのだと思います。
ただ、1980年代後半との違いは、投資家が代替わりしているということです。
団塊の世代から団塊ジュニアへ、そして、そのまた下の世代へと、バブルをしらない世代が主役になって今の相場を動かしているのです。
ある意味で、怖いもの知らず、と言えなくもありません。
死角を考えるときりがありませんが、新聞を読んでいると、景気の潮目が変わりそうなニュースが散見されます。
それが個別の企業の業績となって表れてくるのはまだ半年から1年先かもしれません。
ですが、株式市場は常に先を見通す先見性があります。
投資家はその小さなニュースにも気を配りながら、先を考えるべきです。
相場の格言に、もうはまだなり、まだはもうなり、という言葉があります。
いまはどちらなのか?微妙な局面ではありますが、もうはまだなり、と考えた投資家が大発会では多かったというのが現実だと思います。
ですが、投資の鉄則は、臨機応変です。流れに身を任せることも大事ですが、どこかで、その流れから降りる必要もあります。
乗り遅れまいとする、でも、すでに、降り始めている人がいるかもしれないと考えることも大事です。
人の行く裏に道あり花の山、という格言もあります。
2018年、始まったばかりではありますが、早めに御屠蘇気分を抜いて、現実と真実を見極めていきたいものです。