森をみずに木を見る
2019年03月06日(水)
前の記事で、今週のSQがひとつの分岐点になるかもしれないと書いた。
先週の金曜日、そして、今週の月曜日と日経平均株価が大きく上昇した。
市場関係者、特に、証券会社は、テクニカル的にゴールデンクロスが実現しそうだとか、先高感が出ていると強気の姿勢に転換してきた。
私はこれには違和感を感じている。
日経平均株価が上昇している背景には円安がある。
この恩恵を受けるはずのトヨタが金曜日、そして、月曜日も下落している。
森(指数)を見ていると強気になりそうだが、木(個別銘柄)を見ていると、実態が見えてくる。
機関投資家は個別株で、ここ辺りがひとまず天井と見ているのではないだろうか。
でないと、トヨタ株の動きが解せない。
今週はSQがある。
SQ後にSQ値を下回て推移するようだと、暗雲が垂れ込めてくることになりそうだ。
もうはまだなり、ではなく、まだはもうなり、と考える局面かもしれない。