Market Eye

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年初から

2020年01月07日(火)

皆様、新年明けましておめでとうございます。

今年も1年、良い年になりますように!と書きたいところですが、大発会から大暴落となりました。

今日の前場は戻し歩調ですが、このまま戻り続けるにはちょっと外部環境が厳しすぎます。

何と言っても、中東の地政学的リスクの台頭は年末にはなかったシナリオなわけで、想定外のことが起こっていると見るべきです。

添付したのは今朝の日経新聞の株式欄のスクランブルにあるように、原油高騰となれば、景気後退に繋がる可能性があります。

特に日本は、中東に原油は頼っていますので、そこが絶たれるようなことにならなくても、そのような危機が芽生えてくると、原油も相場ですからどんどん上昇し、ガソリン価格、電気代等にも影響が出て来ることになります。

私の年代だと、1990年のイラクのクウェート侵攻を思い出します。 中東でドンパチが始まると、おおむね世界中の株式市場は大幅に売られて安全資産が買われることになります。

今年は東京オリパラ開催なのですが、世界がひとつになれるはずなのですが、どうもそれを阻止する力が働きそうな気がします。

添付した画像からもわかるように、景気後退は、おおむね10年間隔で訪れてきます。

リーマンショックから12年目の今年は何が起こっても不思議ではない年になる可能性は大です。

相場に向かうときは、決して、欲をかかずにコツコツと行きたいものです。

それでは、今年が皆様にとって、本当に良い年になりますようお祈り申し上げます。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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