債券バブル
2020年01月17日(金)
今日の日経新聞のコラムに注目したい。
BNPパリバ証券の中空氏が、債券バブルに崩壊の足音、という題で書いている。
以下参照。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54465740W0A110C2TCR000/
低金利が続くと、企業は、特に米国企業は低利で社債を発行し、自社株買いでROEを上げようとする。
企業の良しあしを投資家がROEで判断しようすればするほど、自己資本の下げて、ROEを上げようとする。
これを実現しているのが低金利である。
また、低利で借りて、高い利回りの商品に投資する動きもある。
加えて、レバレッジのかかり具合が大きくなってきている点にも要注意である。
中空氏の解説では、2020年には債券バブルは崩壊しないが、2021年~2024年に何かが起こるのではないかと警鐘を鳴らしている。
今年はオリンピックに酔いしれてもいいかもしれないが、バブル崩壊の足音は静かに迫っているのではないだろうか。