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二匹目のドジョウを狙え

2021年04月15日(木)

4月13日に東証1部に上場した紀文食品が買われている。

認知度は高かったが、資金吸収額が55億円と大きかったこと、また、成長性の観点から初値を買っていく動きは低調だった。

しかしながら公開価格はPER11倍、やはり割安感はあった。

私は、前々から、東証1部、2部の小型株について、PERが非常に割安な水準で公開価格が決まり、初値も飛ばなかった銘柄には強気になるべきとの記事を書いてきた。

特に、紀文のように食品会社は、開示はされていないが、株主優待、が出て来る可能性は高く、配当+優待を狙う個人投資家の格好の投資対象になりえる。

今年も同様の銘柄が出てきた場合は、初値が飛ばないことを条件に強気になっていいだろう。

二匹目のドジョウはいない、のが常だが、IPOの世界には必ず二匹目がいることを念頭においておくべきだろう。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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