底値はいつ
2022年03月07日(月)
ウクライナ問題が深刻化している。
日増しに市場の雰囲気が悪くなってきて、今日は日経平均株価が1,000円安まで売り込まれる場面もあった。
この時間帯は欧州市場の前場にあたるが、東京市場以上に下落が激しい。
いったいどこまで株価は売り込まれるのか?
市場関係者は、底値は2万5,000円程度と言っていたが、果たしてその水準で下げ止まるのだろうか。
ロシアとウクライナの2国間の問題だとプーチン大統領は言っているが、徐々にNATOの関与も出てきて、NATO対ロシアとなると、ことは厄介になってきそうだ。
経済制裁が激しくなる中、正直なところ、プーチン大統領もこの事態を長引かせたくないのではないと思うのが通常の考えだが、いまのプーチン大統領の頭の中はちょっと測りかねる。
どこで手打ちにするのか?
まったくの当てずっぽうでいえば、キエフが陥落して、傀儡政権が樹立され、それを西側諸国が認めないまでも、武力で元に戻そうとする動きがなくなれば、ひとまず落ち着くのではないか。
加えて、ロシアの経済制裁の緩和があれば、株式市場は一気に戻す展開となるのではないか。
最後に、底値は日経平均株価でPBR1倍水準、2万2500円まで見ておけば良いのではないだろうか。
とにもかくにも、ウクライナの街が壊されていく姿は、もう見たくないのは、誰しもが同じである。
人々がリスクなく平和に暮らせる環境造りが一日も早く戻ることを祈るばかりだ。