利上げはしない日銀
2022年06月22日(水)
外食7割「値上げ」の記事が日経新聞にあります。
正直なところ、ここに来て急な値上げではなく、すでにここ何年かでジワジワと来ていた感じです。
私が時々昼飯時に使う「はなまるうどん」の「かけうどん」は3年前は確か130円、それが240円となってます。
まあ、今の値段が妥当だと思いますが、おそらくもっと値上げしないといけないんじゃないかと思いますね。
ワンコインランチなんてありました(過去形?)が、もうそれは成り立たなくなってきてるんじゃないかと。
家計 の 消費支出 に占める飲食費の割合、エンゲル係数はきっと急騰しているのではないかと。
家計簿なんてつけたことないけど、もしつけたら驚きの事実を目にするんじゃないでしょうか。
人間食うところは削れないので、きっと飲食費以外のところを削るしかないという選択になるが、光熱費も高騰しているので、その2つ以外のところが厳しくなりそうです。
すべてのものが値上がりしてきたら、家計をどうまわすか、ちょっと思案している家庭も多いのではないか。
その意味では、黒田日銀総裁の「金融緩和維持」は一理あるように思うのは私だけだろうか。
もし、利上げに踏み込めば、住宅ローンの金利も上がり、変動金利でローンを組んでいる人の可処分所得は減ることになる。
ただでさえ家計が圧迫されているのに、住宅ローンの返済額も増えたら、返済困難に陥る人が続出して、金融機関が痛むかもしれない、それが経済を悪化させることを危惧しているとしたら、円安になろうとも、利上げしないという選択もありかもしれない。
なかなか回りくどい話になったが、家計の帳尻をどのように合わせて行くのか、これはすべての国民に共通の課題であることは間違いない。
答はないかもしれないが、インフレで財布のひもが締まるような事態だけは防がないといけない。
もうすぐ参議院選挙だが、財政をどのようにこの事態の打開に使っていくのか、政治家には期待したくないが、たまには知恵を出して欲しいものである。