Market Eye

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IPOラッシュが始まる

2022年11月18日(金)

昨日はIPOが5社承認された。

12月22日までのIPOが承認されているが、年内の営業日12月30日までは、あと6営業日あるので、もう少しIPOは増えるだろう。

承認された銘柄を見ると、短期勝負で取り組めそうな銘柄もいくつかある。

また、長期保有で臨みたい銘柄もある。

株式市場のボラティリティはいまはちょっと凪の状態だが、12月上旬の米国の経済指標の発表そしてFOMCの結果次第で再びボラティティが高まる可能性は十分ある。

ただ、米国では12月はクリスマスホリディとなるため、市場が大きく揺れる事態を市場参加者は望んでいないはずだ。

経済指標如何ではあるが、FRBもこれまでの利上げの効果を見極めるような発言と利上げペースのスローダウンを示唆してくれれば、12月後半の日本のIPO市場には追い風となる。

以下の経済指標は要注目である。
12月2日米雇用統計
12月13日米CPI
12月15日米FOMC

翻ってみると、11月は26日の週の前半までくらいは穏便な相場展開となりそうだが、その後、FOMCまでは神経質な展開が予想される。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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