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ゆうちょ銀行

2023年02月28日(火)

昨日の夕方に証券会社から電話が入りました。

ゆうちょ銀行の株式が売出しされるので、いかがでしょうか?という営業の電話でした。

今朝の日経新聞が2面で取り上げている。

東証プライム市場に上場維持するためには、売出しをやって、流通株比率を35%まで上げる必要があるとか。

そして、25年までに親会社の持ち分を50%まで下げて、住宅ローンや教育ローンなどもできるようにするとか・・・。

要はフルバンキングの体をなしていない銀行だということ。

業務を日本国内に限定していて、銀行としての成長性は疑わしい。

政府が、このような銀行の株式を国民に売りつけるのはどうだろかと思ってしまう。

全国にある店舗を使った用途をもっと考えれば魅力も増すと思うのだが。

時価総額が大きすぎるので現時点でアクティビストも入ってっこないかもしれないが、日本郵政の持ち分が50%を割り込むことがあったらアクティビストにひと暴れして欲しい銘柄でもある。

皆さんにも売り込みがあるかもしれませんが、長期保有は別として、配当と優待は魅力があるが、キャピタルゲインは大きくは狙えない、ちょっと思案のしどころです。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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