初値騰落率
2023年06月26日(月)
今週のIPOは11件、先週からの初値持ち越しも含めると12件となる。
2023年、ここまでの32銘柄の初値騰落率平均値は+111.6%、東証グロースに絞ると+147.90%となっている。
おそらくこの勢いは止まることはないと考えられるが、気を付けないといけないのは、初値がついた後の動きである。
高い初値が付くということは、誰かが買っている他ないのだが、その買った投資家は即売却に動かないと大負けすることになる。
先週末のIPO銘柄の初値が付いた日の終値は悲惨なものである。
日本の株式市場は短期の調整局面に入った可能性が高く、この流れの中では、初値は高いが、終値は売り込まれるということになろう。
日経平均株価は先週二日間で700円以上の下落となっている。
過去のチャートを見れば誰でもわかるが、3カ月上昇しても、その全部を2週間で失うこともままある。
IPOに限らず、今週、来週は押し目買いよりも、利確できるものがあれば、即実行し、様子見に徹したほうが良いだろう。
この夏に必ず押し目買いのチャンスはあるはずなので、少しだけ長い目で市場から離れたほうがよさそうだ。