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石油備蓄放出

2026年03月12日(木)

日本政府が、3月下旬以降、原油の輸入が大幅に減少する見通しを受け、日本国内の石油備蓄を16日にも放出する方針をだした。

まず、民間備蓄15日分を放出し、その後1カ月分の国家備蓄を放出して、安定供給につなげる狙いだそうです。

備蓄放出で思い出すのは、昨年、米の備蓄放出、需給は改善したものの、米の価格は下がらなかった。

米の場合は、1年経てば新米が生産されるわけで、国内で増産も可能だが、原油は国内生産はできないわけで、事情が異なる。

ホルムズ海峡封鎖解除があるまで、国内の備蓄は減る一方だ。

出ていく方は読めるが、入ってくる方は読めない。

これでは原油の購入価格を抑えることは難しいばかりか、オイルショックのように、石油製品が品薄となり、価格もあがることも考えないといけない。

抑えないといけないのは。ガソリン価格だけではないのではないだろうか。

そして、ガソリン価格を抑えることも大事だか、供給サイドの目処をつけることが、何より大事だ。

市場は今目の前に起こっていることだけではなく、先々を見通していくものだ。

企業業績、個人消費にボディブローのように効いてくるはずだ。

もし、この状況が4月以降も続けば、企業業績の見通しが厳しくなってくる。

来期の業績は、今期から+10%の増益とも見通しが崩れれば、日経平均株価の先行きにも暗雲が垂れ込める。

だが、ここで考えておかねばならないのは、ホルムズ海峡封鎖は未来永劫続くわけではないということだ。

どこかで収まるわけで、いつ?が大事となってくる。

いつ、を見通していくことが、株式投資のカギとなってきそうだ。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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