資産運用
2023年08月23日(水)
日経新聞の1面に「資産運用立国に挑む」とうタイトルの記事が連載されている。
日本国内に資産運用を生業にする企業は三桁くらいはあるのではないかと推測する。
そんな中で、絶対的なパフォーマンスを残している運用業者はいくつくらいあるのだろうか。
他人のお金を預かって、手数料を取った後に、預かったお金を減らさない、これが本来のプロというものであろう。
だが、大手金融機関系の運用会社のファンドマネジャーは、ベンチマークの指数比で勝った負けたと評価している。
まあ、この理屈もわからないではない。
日本株で運用を託されているわけだから、常に株式に投資し続けないといけない。
相場が悪ければ、どんな株式に投資していようが株式市場が大きな下げ局面になれば、株価は下がるわけで、それはやむを得ないでしょ、と言うことも当然かもしれない。
だが、我々個人投資家からすると、常に個人資金を株式市場のリスクにさらしておく必要はないわけで、いまはその時ではないと考えれば、すべてをキャッシュにする選択もできる。
そんな選択ができない資産運用会社に任せておいても意味がないということも言えるが、その前に、個人資産をどのように運用すべきかをよくよく考えたほうがいいだろう。
個人資産の中で、リスク資産で運用する割合を決めて、そのリスク資産を、自己運用、他者運用にわけて、他者運用の部分は株式にフルインベストされるわけだから、その運用会社というよりも、誰が運用するのかをしっかりと見極めて委託すべきだ。
本日の日経の記事に取り上げられていた日本の運用会社は、適格投資家向け投資運用業なので、一般個人のお金は預かっていない。
世の中には、顔の見えるファンドマネジャーが運用している投資信託がいくつか存在する。
その中から、自分のスタイルに合うものをみつけて、NISAなんかを使って、投資をしていけば、投資の結果だけでなく、運用についても学ぶべきところは多いだろう。
最後になるが、資産運用ほど難しい事業はない、だがここに命を懸けている人がいることも事実だ。
個人投資家が相場に勝つには、それ相当の覚悟がないと勝てないと思うべきだろ。