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ストックオプション

2023年12月11日(月)

日曜日の日経新聞、昨日さらっと読んだだけだったので、じっくり読んでみると、1面にベンチャー企業にとっては喜ぶべき記事がありました。

ストックオプション制度の見直しで、1年間に権利行使できる金額が、1,200万円→3,600万円になるそうです。

日経新聞の解説では、権利行使価格が100円で、株価が1,000円なら、1株につき900円儲かると書いてます。

まるで、未公開株は10倍くらいは儲かるように思えます。

これで計算すると、3,600万円分の株を買うと、3億6000万円になりそうな気がしますね。

大谷翔平選手にはかなわないまでも、日本国内のプロスポーツ選手で、3億円を超えるような報酬の人は10人もいるかいないかだと思います。

ストックオプションの魔力で優秀な人材を確保したいベンチャー企業にとっては朗報にちがいありませんが、IPOまでいけるベンチャー企業は何社あるのか? 

そしてIPOしたとしても、株価が高いストックオプションでは意味がないわけで、このあたりの事をもっとしっかりと学ぶ機会があっても良いと思います。

因みに、今年上場する96社のうち80社がストックオプションを導入しています。

8割以上の企業が社員に夢を見させているということでしょうが、新聞の解説のような濡れ手に粟のキャピタルゲインを得られる社員はどれだけいるのか・・・

かく言う、私も数十年前に、夢を見た一人でした(笑)

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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