日経平均株価高値更新なりそうだが
2024年02月16日(金)
日経平均株価がいまにも史上最高値になろうとしています。
ですが、1980年代の後半のようなバブル感はまったくないですね。
むしろ、円安で外国人観光客バブルの様相を呈しているように銀座界隈のブランドショップ見ていると感じます。
昨日も某社でのMTGの中で都内のホテルの宿泊代が高くなって出張費の枠内に収まらなくなってきたので、出張旅費規程を改定しないといけないという話が出ていました。
私の事務所の近所のビジネス系のホテルも外国人が大きなスーツケースをゴロゴロと引っ張る姿を毎日のように見ます。
海外旅行は円安で行けず、国内も円安で外国人にホテルの需給をタイトにされて値上がってくるとなると日本人の我々がどこにも行けなくなってくるということになりかねません。
これで賃金が上がらないとなると、やっと日本人が貧乏になってきたと実感するのかもしれません。
少し前にアジア諸国に行って、円の強さで、優越感に浸っていた時代は終わり、逆に日本が劣等感を感じる時代に入ったのかもしれません。
円安は文字通り、円が安い、イコール、日本経済が弱い、ということをよくよく考えないいけません。
ぐだぐだ書いてきましたが、日経平均株価が史上最高値を更新したとしても、その背景が円安だとすれば、あまり喜べたものではないかもしれません。
ここまでは、株式市場と距離のある人々の話です。
インフレに打ち勝つためにどうしたらいいのか?ではなくて、円安でドルベースでの資産の目減りにどう打ち勝つか、が重要な時代です。
円安でも海外旅行に行ける、外国人が国内のホテル代を高騰させても問題なく泊まれる、それを賃上げだけに頼っていたら、間違いなく克服はできないでしょう。
いま、このインフレと円安に打ち勝つ方法は株式投資しかないと考えておいた方が良いでしょう。
NISAという超長期の資産積立も重要ですが、NISAの枠を超えても株式で資産を運用すべき時代になってきたと思います。
どの銘柄ということではなく、とにかく銀行預金は日々の暮らしに必要な分だけにして、余裕資金は運用に回した方が良いでしょう。
最後に、新興市場株、IPO株も動き出してきましたので、超超短期の勝負でもいけそうな環境がやっとやってきました。