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東京メトロ

2024年10月23日(水)

本日、東京メトロ(東京地下鉄)が上場します。

私にとっては、日々の生活には欠かせない移動の手段です。

東京で仕事をするようになって、勤務地は、日本橋界隈と赤坂だったので、自宅の浦安からは東京メトロのみで通勤してきました。

仕事での移動もほとんどが東京メトロなので、全線通勤定期を長い間使っていたのですが、最近は24時間券で少し経済的なメリットを追求しています。

上場する東京メトロの株式を1万株保有していると、全線乗車券をいただけるとのことですので、ここにメリットを見出す個人投資家もいるのではないでしょうか。

全線乗車券は6カ月券の価格が95,420円ですから、年間で約19万円となります。

1株の配当が40円、1万株保有すると、全線定期券まで加味すると、1株59円の株主還元となります。

単純に59円を配当利回り3%としても、株価は約2,000円となります。

この水準まではあっさりと買われるように思います。

JR東海の配当利回りまで行けば、トンでもない株価となりそうですが、早々、その水準までは買われないと思いますが・・・・

東京メトロは成長余地が乏しいとアナリストは言ってますが、日本で唯一人口が減らない都市であり、インバウンドで訪日する外国人も東京は必ず訪れます。

首都圏の私鉄やJRよりも利用者は増えることはあっても減ることはなさそうです。

ここのところの株式市場の動きは冴えない日々ですが、東京メトロの上場で少しは活況が戻って欲しいものです。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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