政治の秋
2018年09月19日(水)
株式市場で日中貿易摩擦が過熱する中で日経平均株価が2万3000円の壁を抜けてきました。
ずっと売り越してきた外国人投資家もそろそろ反対売買に動かざるを得ない状況になってきたのではないでしょうか。
株価は上がれど、いまひとつ景況感は良くないですね。
アベノミクスも6年目を迎えて、もうこれ以上の景気は続かないのではないかと皆が思うようになってきたのではないでしょうか。
今週、20日は自民党の総裁選、なんとなく安倍総理の続投が決まりそうですが、景気は続伸しなさそうな気がします。
でも、株価は景気と連動するとは限りません。 いろんなファクターで動きます。
この秋はやはり政治で動きそうです。
11月上旬には米国中間選挙です。
仮に安倍総理続投、米国共和党勝利となれば、年末に向けて日米ともに株高となりそうです。
でも、株で飯を食っている人はほとんどいないので、安倍総理には災害の復興予算、景気対策に取り組んでいただきたいと思います。
特に8月、9月は自然災害で日本のGDPはやや低調になりそうです。
そこに対する政治的配慮が出てくれば、財政出動で株価にもプラスになりそうです。
ずばり、年末の日経平均株価は、第2四半期決算後に日経平均株価のEPSが3%アップして、PER14倍なら2万5000円、14.5倍なら2万6000円、このレンジの中に納まってくるのではないでしょうか。
もし、米国中間選挙で共和党大敗となれば、このシナリオは崩れて、再び日経平均株価は2万2000円台に逆戻りになりそうです。
いずれにしろ、ここから1か月はそんな転換点になりそうです。
年末に向けて相場は動くと考えられますので、上がっても下がっても動けばチャンスとなりそうです。