Market Eye

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2018年09月17日(月)

先週は時間軸的に非常に危ない時間帯でありあました。

9.11米国同時多発テロ、9.15リーマンショックを無事やり過ごしました。

ですが、トランプ大統領が中国に対して更なる関税を課すといっています。 9.18にも発動するとの報道もあります。

今日は日本は休場ですが、香港、上海市場は大きく売り込まれています。

9.18に備えるのか、それとも、すでに、すべて市場に織り込まれていると考えるのか。

リーマンショックと異なることは、株式市場ではなく、先進国の金融市場は安定していることです。

金融市場において、お金が詰まることは起こらないと考えておいても良いと考えます。

たとえ、トルコやアルゼンチンの通過が暴落しても、リーマンショックのようにそれが先進国の金融機関に大きく影響することはないのではないでしょうか。

なにをおいても米国の金融市場が安泰ならば、リーマンショックのようなことには至らないはずです。

貿易戦争は企業収益に与える影響が大きいのですが、需要が瞬時にうちに消えたリーマンショックのようにはならず、ボディーブローのように徐々に効いてくるのではないでしょうか。

そういう意味では、米国企業の動向が何よりも重要です。 

米国の経済指標が弱含まないかをしっかりと見ておくべきです。

ここが弱くなってきたら市場に変化が出てくる可能性があります。

いろんなことが起こりますが、市場の大黒柱は米国だということを念頭に置いておきましょう。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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