今週の材料
2019年06月26日(水)
今週は3月決算企業の定時株主総会が集中して開催されています。
注目されていたのは、LIXILの株主総会ではないでしょうか。私がMonotaRo時代からご縁を頂いていた瀬戸氏がCEOに復帰することになり、ドラマのような結果となりました。
他にも、日産、野村証券なども結構荒れた総会になったようですが、雨降って地固まる、ではないでしょうか。
総会でいろいろと言われても、結果オーライで、その地位に留まれた経営陣はほっと一息で総会の夜はゆっくりと眠ることができたのではないかと推測します。
でも、再任された経営者は株主に対して重い責任があることを忘れてはいけません。
また、企業価値向上に向けて総会翌日から邁進していただきたいものです。
そんな週の後半には、G20が大阪で開催されます。
中でも米中首脳会談には市場が注目しています。
何らかの合意があるのか?
大方の見方は、継続協議する、に留まるです。
米中ともに大幅な譲歩は内政を考えるとあり得ない選択肢であると思われます。
一方では、米国の金融政策でFRBが7月にも利下げ実施するのではないかとの見方が支配的になっています。
お陰で円高ドル安が進んでいますが、もし仮に、7月に0.5%のFFレート引き下げとなれば、急激な円高を想定しておかないといけないと思います。
トランプ大統領の不用意な発言にも注意です。
日米安保条約の破棄に関しても言及するくらいですから、日米貿易交渉では、ドル円で100円が妥当くらいのことは言いかねません。
何があってもおかしくない時代です。
完全リスクオンには程遠い環境が続きそうです。