短期相場
2019年07月02日(火)
G20を境に東京市場が一変した。
昨日の日経平均株価は令和始まって最高の上昇を演じた。
この相場はどこまで続くのだろうか?
私の見方は、今週末までで終了と見ている。
日経平均株価の7月末までの見方は、4月高値の水準が関の山ではないだろうか。
日銀短観を見ても先行きが不透明だし、米中貿易摩擦はいったん棚上げされたものの、2500億ドルに25%の関税がかかったままである。
中国の景気減速を拭い去るほどの効果はG20の場での米中会談ではなかったと言える。
単に最悪の事態が回避されたに過ぎない。
いったん戻すが、その持続性には疑問があるのではないだろうか。
7月末になると、第一四半期決算が開示される。
上半期の進捗具合が見えてきて、通期に与える影響も少しは具体化してくるにちがいない。
相場が大きく動くのは、7月末のFOMC、それと日本企業の第一四半期決算開示の後ではないか。
米国の利下げが実施されるのか? それによって円高は起こるのか?
日本企業の業績はどのように変化しているのか?
このあたりのことがはっきりしないと上にも下にも動けないというのが本音ではないか。
とにかく、GW前の水準まで指数は戻すかもしれないが、そこから先はしばらく様子見が続きそうだ。