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自粛ムード広がる

2020年02月19日(水)

新型コロナウィルスの影響で、各種イベントの中止が広がり、これからの季節には付きもの謝恩会、歓送迎会なども自粛のムードが広がってきました。 

エコノミストの経済見通しも下振れしてきて、昨年秋には底を打ったはずの企業業績も2番底を模索する動きになってきているような気がします。

世界の株式市場は金融緩和でなんとか持ち堪えていますが、日本において金利の低下は消費にはもはや繋がらず、実入りが増えないと使わないと思います。

金利との裁定で株価のバリュエーションが決まるのですが、日本のように超低金利になると、金利はさておき、業績に軸足を置いて考えないといけない局面が来ているように思います。

最後に、自衛的な自粛はやむを得ないのですが、自粛が消費減に繋がり、それが、企業業績を下振れさせ、社員への配分原資が減って、消費がまた下振れするという負のスパイラルに入らないように政府は知恵を絞って欲しいものです。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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