Market Eye

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恐れることなかれ

2020年02月25日(火)

新型コロナウィルスが全世界に広がり、世界の株式市場が大きく下げている。 

日本は3連休でしたが、今日は相当影響がでそうだ。

今日の日経新聞のOpinionのページに英国エコノミストの記事の日本語訳が載っている。 

その中で、米国大統領だったフランクリンルーズベルトの言葉が紹介されている。

「我々が恐れなければならない唯一のものは、恐れることそのものだ」 恐れることで、負のスパイラルに陥ることが一番問題だと言っている。 

ウィルスは目に見えないだけに、日増しに拡大する新型肺炎陽性者の数字が我々の恐怖心を増長させているといえる。

できることは、手洗い、うがい、の励行と外出時のマスクと非常に単純なことだが、自己防衛のためには、それしかないということを念頭におきたい。

さて、投資家にとって、今日、そしてこの先に大きく調整する株式市場をどう見るか。

私は、またとないチャンスが到来したと考えたい。

底入れの時期は今日なのか明日なのか、はたまた来月なのかはわからないが、株式市場は上下動を繰り返しながら、右肩上がりとなる。

今日買って明日売って儲けたいデイトレーダーには向かない考えかたかもしれないが、長期投資家にとっては千載一遇の機会が訪れているみたい。

特に、IPO株は間違いなく大きく調整するだろう。 成長株を見極めて大きく下げたら買いたいものだ。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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