Market Eye

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思ったよりも悪くない

2020年04月10日(金)

2月決算企業の開示が出てきています。

リーマンショックの時のように、赤字に陥る会社が多いかと心配していましたが、そこまで酷いと考えている企業は少ないようです。

我々に身近なユニクロブランドのファーストリテイリングが昨日第2四半期を開示しました。

柳井社長は、戦後最大の危機、と言いつつも、下期はトントンで行けると見ています。

経営者があまりにも悲観的になるのは良くないのですが、見えないものとの戦いである以上、先が見えないのも事実であります。

株式市場は3月中旬に、日経平均株価を構成する225銘柄の利益の合計がマイナスに落ち込んだリーマンショックの時の株価まで織り込みました。

4月下旬からGW明けに3月決算企業が開示を始めます。 

緊急事態宣言が終わるのか、継続されるのかもはっきりしてくるタイミングでもあります。

思ったよりも悪くない、そんな開示が次から次へと出てくれば、株価もゆるりと戻るのではないでしょうか?

叩き売られたIPO株の戻りもここに来て出てきておりますので、市場から離れずに、よくよく吟味して投資するタイミングであることを念頭に置いておくべきだと思います。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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