IPO市場の動き
2021年12月20日(月)
今年のIPOは125社となりそうだ。
先週はネットプロテクションに続き2銘柄の初値が公開価格割れとなり、今週が山場の12月のIPOはどうなるかと案じたが、ふたを開けてみれば、なんとかなったみたいだ。
しかしながら、明日以降もIPOが続き、個人投資家の資金が本当に回るのかどうかは不安である。
ひとつ言えることは、IPOの銘柄には長期の資金は入ってこないということだ。
短期勝負の個人マネーが中心なので、たとえ初値が高騰しようが、初値以降に買いが入ってストップ高になったとしても、Buy & Holdは避けるべきだ。
どんな銘柄も初値いかんにかかわらず、必ず大きく調整する。
その調整局面において、銘柄を見極めながら、投資をするのがベターと言える。
但し、IPOも来週となると、個人投資家の拘束されていた資金一気にリリースされて、特定の銘柄に流入する可能性はある。
年末に入り、機関投資家、特に外国人投資家の動きは今週から鈍くなるはずで、国内の投資家だけのマーケットになる。
大きなボラティリティ作ってきた外国人投資家不在となれば、掉尾の一振(とうびのいっしん)はあるかもしれない。
引き続き、IPO銘柄には注目したいとこだ。