ショートカバー
2022年03月24日(木)
昨日の日経平均株価は800円を超す上昇となった。
この局面で、純投資で買いあがるにはリスクがありますぎる。
まだまだ二番底があると考えるのが筋だろう。
だとすると、やはりショートカバーが入ったとしか考えられない。
借株をしてショートしているヘッジファンドは権利付き最終売買日に買い戻せば、なんとかギリギリ間に合うはず。
だが、株を貸すほうは、ギリギリでは心配なので、少しは早めの返済日を契約書で謳っているはずだ。
おそらく週明け早々の日程で返済日を設定しているのではないだろうか。
そう考えると、昨日もしくは本日あたりに買い戻さないと、借りてる投資家は間に合わないということになる。
このショートカバー相場の終わりは、長くて今週いっぱいと考えておいたほうが良いだろう。
もちろん、権利落ち分=配当分、を買う動きや、実質4月決済となる30日以降は配分の見直しで比率が下がっている株式を買う動きもあるかもしれないが、売り買い交錯程度で、ここから更に上値を試す展開となるほど買わないのではないだろうか。
ウクライナ問題が終わらない限り、資源や穀物の相場高騰でインフレリスクが高止まりすることは間違いなく、景気の下押し圧力となるだけでなく、米国のFRBの利上げを後押ししかねない。
長期の投資マネーが株式市場に回帰するのは、桜も散って、新緑の萌ゆる季節まで待たないといけないような気がする。