夏の終わりに
2022年08月31日(水)
先週末に軽井沢に出かけてきた。
すでに秋の気配が漂い、気温は20度、夏は終わったと感じた。
そして、株式市場も6月から続いた反騰相場も終わりを迎えることになった。
米国のFRBの動きに株式市場は振り回されているともいえるが、その背景にはインフレがある。
インフレが鎮静化しない限りは利上げは終わらない、とのFRBのメンバーが言っているが、おそらく利上げは早晩終わるかもしれない。
だが、投資家が期待する利下げの局面はさほど近くなく、金利は高止まりが続く可能性も見ておかないといけない。
また、FRBは景気の下振れすら已む無しと考えていることで、企業業績も下方に向かうと見ておいた方が良いだろう。
今日の日経新聞の株式欄の記事に、株式の信用買い残が高水準にあるのに、まだ押し目買いが入っている、と書かれている。
信用取引の残高は、投資家の心理を映す鏡だと言える。
株価は割安なので下がったら買い、このスタンスは、この局面では有効とは言えない。
もちろん、下がったら買い、は正しいが、私の見立ては、もっとどっかんと下がったら買い、だ。
もう少し秋が深まるのを待つ、このスタンスがいまは肝要と言える。
下げ相場を楽しむくらいの心の余裕を持ちたいものだ。