消費増税延期しても
2016年05月30日(月)
伊勢志摩サミットが終わって、この週末は安倍総理が自民党幹部に消費増税を2年半延期することを伝えたそうです。
2年半といえば、ちょうど、安倍総理の自民党総裁任期終了のタイミングでもあります。
非常に微妙な時間軸を選択したことになります。
増税延期となれば、前回同様に衆議院選挙で信を問うということになるのが筋だと麻生財務相は講演で話したようです。
選挙となれば、景気浮揚策を総動員することになると思いますので、6月の日銀政策決定会合で再度の金融緩和策が出てくることもありえます。
選挙に勝つためなら、なんでもやるのではないでしょうか。
この一連の動きで、本当に景気を維持できるのか、そして、株式市場を上向かせることができるのか、はなはだ疑問であります。
今年入ってから、なんとなく、政治も金融も何をやっても裏目裏目に出るようにしか思えません。
ほんのしばらくはなんとかなっても、梅雨明けの季節に、市場経済は梅雨入りしそうな気がします。
株式市場の梅雨入り前の晴天をいまのうちに満喫しておいたほうがよさそうです。