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オーナ企業の処世術

2016年05月31日(火)

昨日は、日本の政界、特に与党は安倍総理の消費増税延期でバタバタの1日だったようです。

麻生財相、谷垣幹事長、日本人によくあるタイプです。

どうせ反対したって、何も変えられない、でも、自分の意見は述べておく、だけど、所詮、自分は意思決定者ではないということは認識しているから最後は従う。

何も言わずに従う、一言言ってから従う。

皆さん、どちらを選びますか?

私は性格的に後者になりそうです(笑) 

だから嫌われるのかな(笑)

オーナー企業で仕事をしている人の極意は前者に徹することですね。(私の経験から)

どうせ従うなら、オーナーの気分を逆なでしないことです。
気持ちよく従う、これ重要ですね。

IPOしてくる企業はほとんどオーナー企業です。

IPO準備で入社する人もいると思います。 

正論をぶちまけて、オーナーの顔を社員の前でつぶしてはいけません。 

それをやるときは、辞表を懐に忍ばせて、言ったらすぐに辞表を出して社を去りましょう。 それが筋というものです。

元も戻って、消費増税延期なら筋を通して、衆議院解散総選挙と言った麻生財相は前言撤回しました。 

辞表は用意していなかったのでしょうね(笑)

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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