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人の行く裏に道あり花の山

2016年06月01日(水)

日本のIPO市場ですが、月内はコメダ(珈琲)など12社が上場します。 

そして、やっと、LINEも7月にはIPOしそうです。

ここのところ、株式市場は5連騰したのですが、売買代金は低迷しています。

こんな市場環境でIPOが続くのは大丈夫かな?と思うのですが、日本国内の新興株式市場が活況を呈していることから、大型株は避けて小型株へのシフトが始まっているようです。

グローバル景気の先行きには暗雲が垂れ込めていますが、「人の行く裏に道あり花の山」という相場の格言があるように、トヨタ、ファナック、ファーストリテーリング、ソフトバンクなどの知名度の高い銘柄だけが投資対象ではないということではないでしょうか。

見放されていたものが再度注目される。 要は循環です。

ビジネスも同じで、最先端技術、新しいサービス、だけでなく、古くからあるサービス、技術でも、使う場所や人が変われば、ちょっと工夫することで、まだまだニーズはあるに違いありません。

温故知新、という良い言葉があります。

天才ではない、私は、温故知新で、何か良い知恵が出ないか考えてみたいものです。

投資家の皆様も目先動いている銘柄だけではなく、こんな時こそ、見放されている銘柄探しに時間を使ってみてはいかがでしょう。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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