金利高・株高
2023年01月12日(木)
日経新聞朝刊の株式欄のスクランブルに「金利高・株高」時代到来の記事がある。
12月の日銀ショックで日本も利上げに動くとのことで、市場は、円高、株安へとシフトした。
日銀の金融政策の目標値であったインフレ2%を達成(背景はともあれ)し、金融緩和も打ち止めということで、この先はインフレ退治的な利上げが欧米の後追いで起こるのではないかとの疑心暗鬼が市場には蔓延している。
だが、市場の動きをよくよく見てみると、利上げと株高はパラレルに起こることはままあることである。
経済環境が異なるケースでの「金利高・株高」かもしれないが、過去に現実に起こったこともも間違いない。
岸田総理の言うところの、物価上昇以上の賃上げが正当化できるような企業業績になるなら、多少の利上げを企業は吸収できるかもしれない。
インフレは悪と考えるのではなく、ようやく物価を上げられる時代になってきたと考えると市場もポジティブに捉えて株価も上昇するかもしれない。
バブル崩壊から30年が過ぎてようやく日本もまともな成長軌道にはいるかもしれない兆しが、インフレと金利上昇ならば受け入れていくべきかもしれない。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD112U10R10C23A1000000/