Market Eye

最新記事
記事一覧
次の記事
前の記事

新年度入り

2023年04月03日(月)

日本は本日より名実ともに新年度入りとなる。

株式市場を取り巻く環境はフォローウィンドとなっており、米国SVBの破綻の記憶は徐々に薄れてきている。

メディアでは、3月に起こった金融危機のことなど忘れたのような楽観論が市場を支配している。

今日の東京株式市場も先週末の欧米の流れを受けて高く始まりそうだ。

そんな中、春爛漫の日和見で心はワクワクウキウキで思わず、株式の買い注文を入れてしまう投資家も多くなりそうな新年度初日だが、このまま日経平均株価が3万円に向けて上昇すると考えるのは早計だ。

いくつか念頭においておきたいことがある。

1.米国の利上げの終焉によりドル円が円高に向かう
2.春闘で賃上げはいいが、円高と米国の景気減速でモノ造り企業の業績は低迷
3.欧米金融危機の再燃
4.日銀のイールドカーブコントロールの正常化→利上げ

蓋然性の高いのは、1.2.だが、3.4.も可能性が低いわけではない。

どれかが現実のものとなってくると、株式市場への影響は大きい。

コロナ後の金融緩和の反動が、ノーランディングで終わると考えるほうがおかしい。

米FRB議長は、景気を悪化させてもインフレ退治をすると言っていることも常に念頭においておきたいものだ。

最新記事
記事一覧
次の記事
前の記事

プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


最新の記事一覧