Market Eye

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節分を楽しむ

2024年01月11日(木)

日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新しました。

株高の理由はよくわかりませんが、相場の世界ではリスクオンになったようです。

相場とは常に行き過ぎるものですから、日経平均株価がここから1,000円、2,000円上がったとしても不思議なことではないのですが、山高ければ谷深し、と言われますので、急落には気を付けたいところです。

株高=景気良い、だったらいいのですが、決してそうではないようです。

特に個人においては、厚生労働省が10日発表した2023年11月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、1人あたりの賃金は物価を考慮した実質で前年同月比3.0%減ったようです。マイナスは20カ月連続で、物価高に賃金上昇が追いつかない状況が続いています。

そして、昨日の日経新聞のコラムにあるように、富は一極集中していて、米国などは1割の人が市場の9割の富を保有するようです。

昨年マグニフィセント7の株は約7割上昇したそうです。

マイクロソフトの株を保有するビルゲイツの資産は10兆円を超していますが、自然体でなにもせずとも兆円単位で資産が増えています。

日本においては、1億総中流と言われた時代はもはや存在せず、格差の時代に入ってきたようです。

そんな中、今朝、コンビニによると、早いもので店頭に節分の豆が並んでました。

我々庶民は、季節の風物詩を楽しむ心の余裕くらいは持ち続けたいものです。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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