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相場の格言はどちらか

2024年01月15日(月)

いやいや、日本株はどこまでいくんでしょうね。

もうはまだなり、まだはもうなり、どちらなんでしょうね。

週間の上昇を見るとこれだけ日経平均株価がわずか4日間で上げたのは見たことない方がほとんどではないでしょうか。

市場関係者のコメントを見ていると、さすがにこの急騰はいったん調整を挟まないとその上はない、と書いている人が多いです。

まあ、常識では、そうなるんだと思いますが、この勢いはしばらく続くのではないでしょうか。

小さな調整はあっても、大きな調整は、何かしらのイベントがないと起こりにくいと思います。

新NISAもあって、下がったら買いたい人も大勢いるはずですので、下値はかなり限定的だと思いますね。

やはりケアフルウヲッチしないといけないのは、米国の経済指標とFEDの動きだと思います。

米金利とその変動による為替動向、ここがドラスチックに動けば、日本株も大きく動く可能性がでてくると思います。

例えば、米利下げに繋がるような経済指標が出てきたりすると、ドル円が短期的に140円割れとなり、大型輸出関連株が崩れて、日経平均株価が1,000円幅で下がることもあり得るでしょうが、それは当面は起こりにくいと思います。

個人的な意見としては、もうはまだなり、なんだと思います。

ですが、まだはもうなり、に転換する日も必ず来ることも念頭に置いておきたいところです。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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