Market Eye

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相場は知的格闘技

2024年03月18日(月)

今週は中銀ウィーク、日米金融当局の動き次第で、為替が動き、株式市場にも大きく影響する。

丁半博打に打って出るか、結果を待ってから動くか。

ある程度の予想は付くが、果たして、予想通りになるかどうかは終わってみないとなんともいえない。

相場が大きく動くとすれば、想定外のことが起こったときだ。 

あり得るのは、以下の4つだけ。
日銀動く、FRB動く
日銀動く、FRB動かず
日銀動かず、FRB動く
日銀動かず、FRB動かず

可能性として、考えられる可能性の高さからすると、日銀動く、FRB動かず、だろうが、FRBが動かないとしても、今の状況では動けない、とはっきり明言した場合、日米金利差からすると、円高は限定的となり、さらなる円安加速となるかもしれないが、今度は米株下落の可能性が出てくる。

日米株価は連動しやすく、円安だけど、株安という可能性もあり得るかもしれない。

FOMC(連邦公開市場委員会)の開催日は3月19日・20日、日銀政策決定会合開催日は3月18日、19日、祝日明けには方向性が出るだろう。

いずれにしても、ここはちょっと様子をみたいところではあるが、先んじて動いてみても面白い。

ただ、大きく張っていくのは控えたいところだ。

相場は、誰かと闘うのではなく、市場の動きを見据えて、個人でリスクを取るゲーム、まさに、相場は知的格闘技と言える。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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