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上場企業4%減益予想

2024年05月16日(木)

日経1面の見出しは「上場企業4%減益予想」。

いろんな要因があって、減益予想ですが、後ろ向きなものはないような印象です。

案ずるより産むがやすしと思えるのは、欧州・中国の景気減速、円安効果の剥落です。 

そして事業コストの増加は、先行投資ですから、利益が十分あるときにやっておこうというものでだと思います。

これで株価が下がるようだと、投資家の思考のほうがおかしいのでは?と思いますね。

株価は名目値ですから、インフレが続く限りにおいて、右肩上がりとなるはずです。

春先はスピードが速すぎて、行き過ぎたので、少し調整が入ったと思えばよいのではないでしょうか?

そんな中にあって、米MSCIの全世界指数の構成銘柄から日本株が14銘柄外されるとか・・・その理由が、円安でドル建てでみた時価総額が下がってるとか、円安で株価が上がっているのに、円安でドルだけ価格が下がるという、日本人は井の中の蛙ということなのでしょうね。

円安で自分たちの貨幣価値が下がっているのに、円ベースで株価上昇を喜んでるお人好しかもしれません。

政府は、もうこのあたりで円安にも歯止めをかけて欲しいものです。

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プロフィール

西堀敬(にしぼりたかし)

西堀敬(にしぼりたかし)

IPOジャパン編集長
(株)日本ビジネスイノベーション代表取締役
日本テクニカルアナリスト協会検定会員

1960年滋賀県生まれ。大阪市立大学商学部卒。和光証券(現、みずほ証券)の国際部、ウェザーニューズ財務部長、米国系Eコマース会社の日本法人 CFO&COO、IRコンサルティング会社取締役を経て、2011年より現職。上場会社の社外取締役を複数兼務する。
また、2002年より東京IPO編集長、2015年12月よりIPO No.1サイト『IPO Japan』を監修、編集長に就任。TV出演や経済誌への執筆、セミナーや講演会などIPOの第一人者として市場の啓蒙・発展に尽力している。

著書に『改訂版 IPO投資の基本と儲け方ズバリ!』(すばる舎)、『IPO株の本当の儲け方』(ソフトバンククリエイティブ)。


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